誤嚥を少しでも予防するためにはいくつかの方法があります。
①嚥下訓練
廃用予防や廃用の改善に対しては、嚥下訓練が有効なこともあります。
廃用と言うのは、寝たきりとかの状態で、筋肉などを長期間使用していなくて、機能が低下している状態です。
②食事をとる時間
その人によって「調子の良い時間帯」というものがあります。調子が良いことを覚醒状態が良いとも言います。その時間帯を見計らって食事をされるのもいいでしょう。
③食事時の姿勢
誤嚥防止で大切なのは、食事の時に首が少し頷くような状態になっていると良いです。
テーブルと椅子の高さにも注意してください。
④食事内容の工夫
食べ物の温度が体温に近いと、食べ物と認識しなくてお口の中に停滞したままになることもあります。あとは味付けも少し濃いめにするのも良いです。
ただ、糖分や塩分の摂りすぎはよくないので、香辛料や柚子、酢などで対応してください。
あとは、水分が多いものはむせやすいので、とろみをつけたり、食形態を、ミキサーやペースト状にするのもいいでしょう。
色々な方法がありますが、大事なのは侵襲と抵抗のバランスを考えることです。
免疫機能が高いのであれば、誤嚥性肺炎のリスクは低いので、安易に経口摂取を諦めるのは良くないと思います。
できることから始めていくことが大事です。
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