誤嚥性肺炎

みなさん、誤嚥性肺炎ってご存知ですか?

そもそも誤嚥というのは、食べ物が口から食道は行かずに誤って気管に行ってしまうことです。

みなさん、「ムセる」はご存知ですよね。

実はムセというのは、摂食・嚥下においてとても重要な反応なのです。

ムセることで、気管に入ったものを外に出してくれます。

身体を守る反応なのです。

怖いのが、このムセる反応がないまま誤嚥してしまうことです。

このことを不顕性誤嚥と言います。

不顕性誤嚥だと周りにも気づかれないので、ケアされにくいです。

そして、誤嚥が原因で肺に生じる炎症のことを誤嚥性肺炎と言います。

これは非常に怖い病気です。

誤嚥性肺炎を予防する考え方としては

侵襲と抵抗のバランスを考えることです。

侵襲とは、誤嚥した物の量や性質のこと

抵抗は先ほどのムセる機能や、免疫機能のこと

誤嚥した物に細菌感染が起きてなければ誤嚥性肺炎は起きにくいです。

また、しっかりしたムセ、免疫機能があれば、これまた誤嚥性肺炎は起きにくいのです。

大事なのは、誤嚥=誤嚥性肺炎と考えるのではなく、

誤嚥していたとしても、他の要因によって誤嚥性肺炎を予防するというスタンスで考えることです。

他の要因というのは、

例えば口腔ケア

口の中には細菌がうじゃうじゃいます。

それをしっかり清掃することで、食べ物に細菌感染が起こりにくくなります。

他にも、嚥下訓練や食事する時の姿勢などを気をつけてあげることで、喀出機能が向上し、抵抗力が増します。

こういったアプローチで誤嚥性肺炎を予防することが大事なのですを

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