歯科医師は儲からない?【歯科医師の年収、実はおいしい仕事である理由】

歯科医師は儲からない?

「歯科医院の数はコンビニより多い。」

この事実は歯科医師はおろか、一般的な事実として認知され始めている気がします。

「じゃあ歯医者は競争が激しくて大変そう。」

「将来歯医者目指していたけど、年収とかどうなの?」

などの疑問について、現役歯科医師の私がお答えします。

歯科医師の年収

歯科医師の進路はさまざまありますが、その中でも大多数である勤務医と開業医に絞ってお答えします。

厚生労働省による平成29年医療経済実態調査によると、下記のようになります。

勤務医

平均給料(年額)賞与年収
586.4万円34.6万円621万円

開業医

年間収益費用(給与、医薬品など)損益差額
4068.6万円-2880.7万円1187.9万円

あくまで参考ですが、だいたいこんな感じです。

早速、結論から言います。

歯科医師は昔ほど儲からない

これが事実だと思います。

ですが、私個人としては「歯科医師はめちゃめちゃおいしい仕事」だと思っています。

次にその理由をお話ししていきます。

歯科医師はめちゃめちゃおいしい仕事

その①:結局、裕福な暮らしはできる。

年収のデータをお見せしましたが、確かに思ったより低いというのが正直なところです。

でも、十分普通以上の生活はできます。

【年齢階層別】歯科医師の年収 (参考:平成30年 賃金構造基本統計調査 職種|厚生労働省

年齢階層男性女性
20〜24歳328万円243万円
25〜29歳425万円575万円
30〜34歳927万円662万円
35〜39歳1378万円1112万円
40〜44歳1087万円792万円
45〜49歳1137万円722万円
50〜54歳683万円
55〜59歳1342万円
60〜64歳1039万円
65〜69歳1166万円
70歳〜1080万円

30歳で年収1000万円は決して難しいことではありません。

大金持ちは難しいかもですが、ある程度裕福な生活はできるのではないでしょうか。

あと、上の表にもありますが、歯医者には定年がないので、70歳を超えても現役で働いている先生もいらっしゃいます。

その②:コロナのおかげ!?口腔ケアの需要up

前回のブログでも言いましたが、口腔ケアが免疫力upに繋がります

これは揺るぎない事実で、今後もその需要は高まると思います。

そして日本は超高齢化社会にあります。

今後は訪問歯科で口腔ケアを行っていくこともさらに必要となってきます。

実際に私も今、訪問に伺わせていただいていますが、

訪問歯科はとても感謝されます。

正直、状況によってはできる処置が限られるので、私としてはもっとこうしてあげたいとか歯痒い思いをすることもあるのですが、

それでも、患者様は「来てくれるだけで本当に助かります。」と、まるで私が神様かのように拝んで感謝してくださる方もいました。

別に自分が偉いとか、尊敬されたいとかそういうことが言いたいのではなく、

それだけ感謝されるということは、それだけやりがいを感じます。

こんなに感謝されて、やりがいを感じられる仕事っていいなと思いながら、より良い医療が届けられるよう日々精進しています。

その③:働き口に困らない

これ以外に大きいと個人的には思っています。

今や他業種でも転職は盛んに行われていますが、

歯科業界においては、よりイージーモードな気がします。

だってコンビニより数が多いんだもん(笑)

勤めた医院が合わないや、次のステップアップをしたいと思えば、他にたくさんの歯科医院があり、ほとんどが求人募集しているので、働き口は困らないです。

そして就職活動もなく、大体の場合が院長と面接をして、就職が決まります。

ただ注意しておきたいのは、だからと言ってあまりにも短期でやめるとか、前の医院の悪口を言いふらすとか、そういったデリカシーのない行動は絶対しないようにしましょう。

まとめ

以上まとめると、歯科医師は大金持ちになるのは難しいが、十分裕福な生活は目指せる。

歯科医院の数はコンビニより多いが、口腔ケア、特に訪問歯科の需要は今後ますます高まり、やりがいは多い。

それ以外にも働き口に困らないなどのメリットもある。

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